造形芸術教育学/教員紹介
主な研究実績
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◆「フィンランドのものづくり教育」『初等教育資料』No.905 文部科学省/2013年
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◆「我が国の義務教育における『ものづくり教育』に対する学習者の意識(第一報)」日本教科教育学会誌 第34巻第3号/2011年
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◆「フィンランドの教員養成における教育職能形成の実態」 日本教科教育学会誌 第32巻第1号/2009年
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◆「教育実習における図画工作科・美術科鑑賞学習指導の検討(2)-教育実習生における鑑賞学習指導の改善事例検討-」広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要 第37号/2009年
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◆「「高学年造形遊び不要論」の検討」 美術教育学 第27号 美術科教育学会/2006年
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◆「美術科における自己評価学力と有用感の分析」 学校教育実践学研究 第10巻/2004年
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◆「中学校美術科学力の保持・剥落」 日本教科教育学会誌 第26巻第3号/2003年 など
主な社会貢献活動
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◆「国立教育政策研究所 学習指導要領実施状況調査 問題作成委員(副主査)、同結果分析委員(副主査)」を務めました。
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◆「国立教育政策研究所 企画委員」 51年ぶりに行われた図画工作の学力に関する調査の分析に当たりました。
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◆「広島大学教育学部フレンドシップ事業運営委員」「東広島市こどもアートベンチャー実行委員会委員」 学生と共に地域支援を行っています。
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◆その他/国や広島県、他県からの依頼による教師力向上のための講演・指導活動のほか、日本教科教育学会常任理事としての学会活動などを行っています。
主な教育内容
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◆授業では、全国から取材した我が国のトップレベルの実践者の授業を数多く見てもらい、優れた授業のイメージとその根底にある理論を関連づけて理解できるように配慮しています。
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◆小学校に出向いて学生と一緒に造形ワークショップを行うなど、教育実習以外でも子どもへの直接指導ができるような場をつくるよう配慮しています。(写真:NPO法人アース・アイデンティティ・プロジェクト「世界一大きな絵」制作プロジェクトで学生と共に東広島市児童の制作協力)
【世界一大きな絵】制作
指導学生の主な研究内容(論文タイトル等)
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◆「感性主義美術教育時代における鑑賞教育方法の変容」
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◆「美術科における異文化理解」
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◆「美術鑑賞教育研究の現状」
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◆「絵嫌いな中学生が楽しく絵を描けるようになる指導方法」
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◆「幼児期の子どもに適した絵本についての検討」
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◆「生涯学習における造形芸術の必要性の検討」ほか
造形芸術教育学/教員紹介
蜂谷 昌之 准教授 【Masayuki Hachiya】
1996年 東京学芸大学教育学部卒業
2006年 トロント大学大学院オンタリオ教育研究所博士課程 修了
- 表現と学びの過去・いま・未来
- 大学院修了後、私立大学教員等を経て、2010年に広島大学に着任しました。内外の造形芸術教育の理論や方法について研究しています。
主な研究実績
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◆「The Arts Go to School:Classroom-based Activities That Focus on Music, Painting, Drama,Movement, and More」(共編/:Pembroke Publishers:2004年)
この著書は、芸術教育(美術、音楽、演劇、舞踊、メディア、芸術家との交流)に関する理論や実践をまとめたもので、様々な活動例や芸術教育で共通する評価方法などを提示しています。 -
◆「大正期における自由画への関心と図画表現の変容」(単著/美術教育学研究:2014年)
明治時代より一世紀以上にわたり残されてきた博労小学校所蔵の卒業生作品について現在、調査を行なっています。論文では、画家山本鼎による自由画教育運動の学校教育実践への影響について、地域的な動向や作品資料等を手がかりに検証しています。 -
◆「造形美術による新たな幼児教育の展望』(編著/東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター:2007年)
幼児造形教育の分野から、学校や社会教育領域の美術教育などに視野を広げ、その歴史、理論、制度、実践、方法論をまとめながら生涯学習という文脈の中で芸術教育のありようを検討しています。
【The Arts Go to School】(左)
【造形美術による新たな幼児教育の展望】(右)
【造形美術による新たな幼児教育の展望】(右)
主な社会貢献活動
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◆こどもアートベンチャー実行委員会委員(東広島市教育委員会:2010年~)
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◆ひのき材を用いた商品開発と教材化(2014年~)
主な教育内容
- ◆「芸術教育教材・構成論」(3年次後期)では、中学高校の美術授業の題材研究や指導計画作成などを行ない、発表などを通して実践的な理解を深めます。
- ◆ゼミでは、日本や海外の多様な教育環境における芸術教育思想や実践事例の研究を文献研究や観察などを通して深めていきます。
指導学生の主な研究内容(論文タイトル等)
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◆「岡倉覚三、フェノロサの目指した毛筆画教育に関する一考察」
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◆「岸田劉生の徳育とその導出過程に関する一考察-著書『図画教育論』を中心に-」
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◆「地域素材を活用した造形活動の可能性-ひのき端材を用いたワークショップの実践を通して-」
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◆「美術科教科書『少年の美術』に関する研究-教科書の特徴と編集目的を中心に-」
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◆「工部美術学校の教育-アントニオ・フォンタネージを中心に-」ほか