2025年中間発表会

6月に開催した制作系ゼミの中間発表につづいて、理論系ゼミの中間発表会を開催しました。
大学院の造形芸術教育学領域の修士論文のテーマ発表と中間発表についても同時に行われました。
大学院博士課程後期に在学中の魏雪君さんと八木健太郎先生による論文、A comparative study of Japanese and Chinese perceptions of Kyoto based on “Little Kyoto” posts on social mediaが、Taylor & Francisから出版されているJournal of Asian Architecture and Building Engineering (JAABE)に採択され、このほどオンラインで公開されました。
博士課程前期から取り組んでいる、文化的背景の違いが都市の認識に与える影響に関する分析をまとめたもので、この論文では特に、「京都的なるものを構成しているのはなにか」をテーマにしています。
JAABEの採択率は35%で、引用実績にもとづくJournal Citation IndicatorではArchitecture分野およびConstruction & Building Engineering分野において上位約10%に位置するQ1ジャーナルとなっており、SCIEやSCOPUSといったデータベースにインデックスされています。論文はオープンアクセスで誰でも閲覧可能ですので、関心のある方はぜひご一読下さい。
広島大学大学院の9月入試はすでに出願が締め切られましたが、2月にも入試が行われます(博士課程後期の入試は2月のみ実施されます)。造形芸術教育学領域では、作品制作に関心のある方だけでなく、学術研究に関心のある方の進学も歓迎しており、博士の学位まで取得する事ができるプログラムを提供しています。興味のある研究テーマの教員がおりましたら、研究計画についてご相談下さい。
(ヘッダーの写真は、論文のテーマにちなんで「いかにも京都的な」イメージをAIで生成しました。この論文で扱っている、人間による認識に関する考察と比較してみていただければと思います。)
Ed.Hアーカイブ, イベント, ニュース, プロジェクト, 学生, 展覧会, 研究
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絵画ゼミ3年生、米谷向日葵さん、月元涼子さん、大橋由佳さんによる研究成果展が開催中です。
米谷さん、月元さん、大橋さんは3年生の後期より絵画ゼミを選択し、半年間にわたりこれまでの制作を振り返りながら自身の興味や関心を深く掘り下げ、研究テーマを模索してきました。今回の展覧会では、それぞれの研究テーマの文章と、そのテーマに基づいて制作した作品群を展示しています。
お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。
これから4年生での制作と論文執筆に向けてさらに進化していく姿が楽しみです!
展覧会情報
期間
2025年2月27日〜4月半ば
場所
広島大学教育学部L棟 2階
展示作家
米谷向日葵
月元涼子
大橋由佳
美術教育学プログラムについて
広島大学教育学部美術教育学プログラムでは、1年生から3年生の前半まで、絵画・彫刻・デザイン・工芸の4つの実技に加え、美術理論・美術史・美術教育など幅広い分野を専門的に学べます。3年生後期からは、これまでの授業や経験をもとに、自身の興味や関心に従って卒業研究の専門領域を選択します。このように、じっくりと時間をかけて学びたい分野を探求することが可能です。また、大学院も充実しており、他では得られない高い専門性を持った学びができます。
絵画ゼミ4年生の桝井さくらさんによるポーリングアートのワークショップが、2月27日に開催されました。
桝井さんは3年生の後期より絵画ゼミに所属し、絵画における心象表現の一考察としてポーリング技法と人物画を組み合わせた絵画制作を研究。論文執筆と制作に取り組み、今年度卒業を迎えます。
在学中、桝井さんは多くの技法実験を重ねながら、大型の作品を次々に制作してきました。今回のワークショップでは、その技法研究の成果を直接学べる貴重な機会となりました。
卒業後も桝井さんは制作活動を続けていかれるとのこと。これからのさらなる活躍がとても楽しみです!
今年度の修士論文と卒業論文(理論系)の発表会を、卒展を開催している県立美術館の講堂にて開催し、卒業生・在校生をはじめ、多くの方に発表を聞いていただくことができました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
2年に一度、日本と中国と韓国で持ち回りで開催されている国際学会International Symposium on Architectural Interchanges in Asiaが今年は日本の京都で行われ、博士課程後期に所属している魏雪君さんが、ソーシャルメディア上に投稿された画像を深層学習モデルを用いて分析することで、横浜と神戸の中華街における日本人と中国人との都市景観の認識の違いを明らかにしようとする研究の発表を行いました。
同じセッションでは、池袋の北口界隈を対象とした比較的関心の近い発表もあり、意見交換を通して刺激を受けられたのではないかと思います。