大学院生の研究がジャーナルに掲載されました
大学院博士課程後期に在学中の魏雪君さんと八木健太郎先生による論文、A comparative study of Japanese and Chinese perceptions of Kyoto based on “Little Kyoto” posts on social mediaが、Taylor & Francisから出版されているJournal of Asian Architecture and Building Engineering (JAABE)に採択され、このほどオンラインで公開されました。
博士課程前期から取り組んでいる、文化的背景の違いが都市の認識に与える影響に関する分析をまとめたもので、この論文では特に、「京都的なるものを構成しているのはなにか」をテーマにしています。
JAABEの採択率は35%で、引用実績にもとづくJournal Citation IndicatorではArchitecture分野およびConstruction & Building Engineering分野において上位約10%に位置するQ1ジャーナルとなっており、SCIEやSCOPUSといったデータベースにインデックスされています。論文はオープンアクセスで誰でも閲覧可能ですので、関心のある方はぜひご一読下さい。
広島大学大学院の9月入試はすでに出願が締め切られましたが、2月にも入試が行われます(博士課程後期の入試は2月のみ実施されます)。造形芸術教育学領域では、作品制作に関心のある方だけでなく、学術研究に関心のある方の進学も歓迎しており、博士の学位まで取得する事ができるプログラムを提供しています。興味のある研究テーマの教員がおりましたら、研究計画についてご相談下さい。
(ヘッダーの写真は、論文のテーマにちなんで「いかにも京都的な」イメージをAIで生成しました。この論文で扱っている、人間による認識に関する考察と比較してみていただければと思います。)