6つの専門領域

3年生次後期で卒業研究のための専門領域を選ぶことが出来ます。

造形芸術教育学講座では、1・2年生次で造形芸術の諸領域を学んだ後に、
3年生次後期で卒業研究のための専門領域を選択できるので、
授業や様々な経験をしながら、学びたい分野をじっくりと考えて決めることが出来ます。
ここでは『造形芸術教育学』・『絵画』・『彫刻』・『デザイン』・『工芸』・『造形芸術学』の6つの専門領域についてご紹介をします。

入学してから自分の興味に合わせて選べるんだね
造形芸術教育学
造形芸術教育学領域では、学校での美術授業や社会における多様な教育実践に関する研究を行います。

造形芸術教育学の領域では、造形芸術(美術)教育に関する研究を行い、論文を作成します。
この領域の研究テーマとしては、主に中等教育(中学校及び高等学校)における美術科教育や、生涯教育における美術の教育活動に関する内容などがあります。教材・教授法研究などの実践研究をはじめ、教育史・教育理論に関する研究、生涯にわたる造形芸術教育に関する調査研究など、幼児期から高齢期に至るまでの理論と実践を統合的に扱い、研究を進めていきます。
また、この領域には、「美術教育学」と「造形芸術教育学」の二つのゼミがあります。

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絵 画
絵画領域では、自由な表現活動による作品制作と絵画の多様な視点に関わる論文を併せて行います。

絵画専攻は、絵画に関する実践的研究と理論的研究を併せて行います。
実践的研究においては、版画やコラージュ等の多様な表現技法による実験的制作も行いながら、自由なテーマや素材に基づく作品制作を通して主に自己表現を探求していきます。
また理論的研究においては、絵画に関する諸要素(線、色彩、構図、光・陰影、素材、技法、主題等⇒「絵画の教科書」日本文教出版を参照)あるいは画家に関する内容や、その絵画観、または教育的内容等の各自選択した研究テーマや方法を具体化していきます。

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彫 刻
彫刻領域では、作品に心を刻もう!彫刻領域の深遠なる世界にようこそ!!

彫刻領域では、「制作」と「論文」指導(ゼミ)を平行して行っています。
研究テーマについては、学部1年からの彫刻表現の実習や理論的研究を踏まえて、本人の興味・関心・意欲をもとに相談して決定しますが、主に以下の4点が考えられます。
「作家(彫刻家)に関するテーマ」
「彫刻技法に関するテーマ」
「彫刻の素材に関するテーマ」
「彫刻(立体造形)教育に関するテーマ」
また制作に関しては、塑造だけでなく木・発泡スチロール・紙・金属で制作をしている学生もいます。

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デザイン
デザイン領域では、平面から立体まで、幅広いジャンルのデザイン制作と論文の執筆を行います。

デザインとは、見た目の良し悪しをはかるものさしであると考えている人も多いかもしれませんが、デザインの役割はそれだけではありません。日常のあらゆる場面において、生活をより豊かなものにするための手段であり、考え方です。
グラフィックや映像といったビジュアルコミュニケーションデザインから、立体物であるプロダクトのデザイン、インターフェースなどのインタラクションデザイン、インテリアやディスプレイといった空間のデザインまで、優れたデザインとはどのようなものかを幅広く学び、実践していきます。

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工 芸
工芸領域では、豊かで有機的な生活空間を作り出す、手作りの魅力を追及します。

工芸は、素材や技術など陶芸・染色・木工・金工などの分野に分類され、人と人との結びつきや生活との結びつきを大切に発展してきたジャンルです。
このことを踏まえ、工芸専攻では陶芸、染色など、工房での制作を通して体験的に学習し、制作と理論を柱に展開します。

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造形芸術学
造形芸術学領域では、造形芸術の原理を考えたり、芸術作品の表現や作家の特質を研究したりします。

造形芸術学専攻では造形芸術(美術)に関わる論文を作成します。
その取組み方には大きく分けて二つあります。哲学的に原理や本質を考察する方法と、歴史学的に実証的に考察する方法ですが、もちろん、テーマによっては両者を組み合わせることもあります。ある美意識、作家、作品、様式、表現などについてテーマを設定し、こうした方法をもって研究します。

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